脂肪吸引に興味があるけど、なんだか怖い。
カウンセリングはどんな事を聞けばいいの?当日までの注意点は?術後の状態って?
脂肪吸引をしたくてもなんだか知識が無くて怖かったりしますよね。実際に脂肪吸引をした後に『聞いていなかった』『こんなことならしなかった』とトラブルになっている人もいます。今回はそんなことにならない為にも脂肪吸引をする前に知っておきたい知識について解説させて頂きます。
脂肪吸引はどんな整形なの?
脂肪吸引は皮下組織にある脂肪をカニューレという器具を使って取り除く施術です。
太ももや腹部、顔などの身体のほとんどが脂肪吸引可能です。脂肪吸引方法はクリニックによってこだわっている部分が違ったりもしますが基本的な知っておきたい知識は共通しています。特に術前に知っていて欲しい知識をチェックしておきましょう。
①体重は落ちない
脂肪吸引は脂肪を取る施術であって体重を落とす施術ではありません。
よく『脂肪吸引をしたら何キロくらい痩せられますか?』と質問を頂きますが、脂肪は筋肉などよりも軽く、思ったほど体重の減少は見込めません。
特に筋肉質の人は当てはまります。見た目を整えるのが最優先の施術であり、マイナス〇キロ痩せる!というのではありません。
②傷跡は不自然な形で長期的につく
脂肪吸引の施術はカニューレという管のようなものを使用して脂肪を除去していきます。その際に出来る傷口は左右対称で、取る部位によって穴を開ける部位も決まっています。
小さな穴を開けて行うので“傷口は数か月で目立たなくなるでしょう”というクリニックも多いですが、回復速度や回復具合は個人差があり、またその傷は通常ではありえない左右対称の傷が複数できることを事前に知っておくと良いでしょう。
③内臓脂肪は取れない
脂肪吸引で取れる脂肪は皮下脂肪のみです。内臓脂肪は取れないので、ポッコリお腹で悩んでいる人が脂肪吸引で改善したいと思ってもそれが内臓脂肪だった場合は効果がありません。カウンセリングで医師が触診をすれば取れる脂肪なのかどうか判断が出来ますので実際に出向く必要があります。
④一回に取れる最大量は決まっている
身体に負担が大きい脂肪吸引は1度で取れる最大量が決まっています。特に多く取れる部位の太ももや腹部は同時にするのが難しい可能性があります。『一回で体全部の脂肪吸引をしてほしい!』と思っても、それは難しいでしょう。
⑤併用出来ない薬がある
脂肪吸引は脂肪を取る過程で出血もする為、前後で内服できない薬があります。
ピルなどは術前に止める必要があります。また血液をサラサラにする薬も止める必要がある為、内服しないといけない人は事前に処方してもらっているクリニックに相談しないといけません。稀に内服している事を隠して施術に挑もうとする人もいますが、危険を伴うので必ず申告をしましょう。
⑥貧血がある人は受けられない可能性がある
貧血の人は出血をする脂肪吸引に身体が耐えられない場合があるので脂肪吸引を受けられない可能性があります。血液検査で貧血数値が分かるので、貧血だと診断された場合は鉄剤を処方してもらいましょう。内服や点滴があります。(点滴の方が即効性は高いです。)
⑦ダウンタイムは意外と長い
脂肪吸引は術後のダウンタイムが長めです。術後の内出血や腫れ、むくみ、色素沈着、拘縮など時系列でのダウンタイムが多くあります。また、術後すぐは細くなったかどうかの確認がダウンタイムにより判断できない為、完成してきたなと感じるのは1か月後くらいからです。
⑧圧迫期間が一番大変
実は抜糸後にする圧迫物の着用が脂肪吸引の一番大変な作業です。
よく『脂肪吸引は医師や看護師が頑張りますが、その後の圧迫はご自身が頑張ってください。』とお伝えしています。圧迫はしっかりしておかないと仕上がりが汚くなったりしてしまうので必須事項です。圧迫期間中は苦しかったり着脱が辛かったりと生活に支障が出る期間なので予めこういった期間があると知っておくのが大切です。
⑨体重が多すぎると脂肪吸引は出来ない
脂肪吸引は痩せたい人への整形ですが、あまりにも体重が多すぎると脂肪吸引の施術自体をお断りされる場合があります。基本的にはBMI数値で判断されます。(細かな数値の規定はクリニックによって異なる為事前にお問合せをしておくと良いでしょう。)
また施術可能でも別途料金が発生するクリニックもあります。
⑩神経を傷つけて感覚が鈍くなる
脂肪吸引は皮下脂肪を取る際に近くにある神経部分も傷つけてしまいます。
その為施術した部位は感覚が鈍くなったりしてしまいます。徐々に回復していく人もいれば、中々治らずそのままなんとなく他の部位よりも感覚が鈍いままという人もいます。
日常生活に支障は出ませんが、以前の感覚ではなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
【まとめ】
事前に注意点を知っておくことで曖昧だった脂肪吸引への不安を取り除けたり、対策を練ったりできそうです。