脂肪吸引のダウンタイムってどのくらい?美容外科スタッフがお答えします

自分1人でするダイエットはいつも失敗してしまいますよね。ジムは続かないし、食事制限も難しい。こうなってくるとちょっとしてみたくなるのが脂肪吸引です。
しかし、脂肪吸引のダウンタイムってどのくらいあるのでしょうか?
今回は脂肪吸引後のダウンタイムについて、美容外科スタッフが細かく解説していきます。

ダウンタイムとは

ダウンタイムとは施術後から完全に回復するまでの期間です。内出血や痛み、腫れなどが出ている期間です。また、施術部位によっても長くつらいダウンタイムになることもあれば比較的軽いダウンタイムで済む場合もあります。

ダウンタイムが一番つらい部位は?

ダウンタイムは脂肪吸引が広範囲であればあるほど、たくさん取ればとるほど辛くなっていきます。
一番つらいとされているのは太ももです。太ももは身体の部位の中でも一番広範囲で多く取れる為、その分ダウンタイムも辛いと言われています。また足は日常で歩く時に必ず使用することもあり、辛いと感じるタイミングも多いのかもしれません。

次につらい部位は腹部です。腹部は太ももの次に多く取れる部位です。腹部の辛い所はダウンタイム中の圧迫期間と言われています。腹部の圧迫は“ウエストニッパー”と言われるコルセットのようなものです。

痛い部分を圧迫する上、姿勢が強制的に正されるウエストニッパーは日常で苦しいと感じる人が多いようです。しかし腹部の圧迫は全部位の中で一番大切とされていて、しっかり圧迫をしないと皮膚がよれてしまったりと仕上がりに影響します。

次は二の腕と顔でしょう。この部位は範囲が太ももや腹部よりも狭くなりますが、日常的に使用する部位でもあるからです。
日常で特に腕をよく使う人は二の腕のダウンタイムが辛いかもしれません。(小さなお子様を抱っこしていないといけない、ドライバー、引っ越し業者…等)
また、二の腕の圧迫物はベロアのような形なので、キャバクラ勤務などのドレスを着用しないといけない人だと圧迫がしっかりできないか圧迫期間にお仕事があまりできないかのどちらかになってしまいます。

顔の痛みは軽度とされていますが、内出血などが顔面にダイレクトに出てしまいます。
治っていく過程でも、顔から首へ内出血やむくみが落ちてくるため見た目上辛いダウンタイムだと言えるでしょう。
少しマイナーな背中や下腿などは比較的辛くない部位だと言われています。

考えられる様々なダウンタイム

脂肪吸引をすることで起こるダウンタイムはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれ施術前に知っておくと安心です。

【内出血】

脂肪吸引はカニューレという器具を使って脂肪を除去していきます。その際に出血もする為、施術部位の内出血はかなり強く出ます。内出血のピークは術後3日~2週間程度で、その後徐々に回復していきます。始めは濃い赤紫のような内出血で、その後黄色っぽくなっていき消失します。

【痛み】

痛みは術後当日の麻酔が切れてから2日間くらいがピークと言われています。脂肪吸引は内服薬の処方があるはずなので、その中にある痛み止めを飲んで痛みをコントロールしていきます。痛みに弱い方は内服薬が無くなったら市販の痛み止めを飲んでも問題ありません。

【腫れ】

腫れは施術翌日から1週間がピークで出てきます。普段着ている服が一部着られなくなってしまうかもしれません。デニムやタイトで伸びない服はこの時期着ないようにして、この時期に適した服装(ゆったりとしたラクな服)を何枚か用意しておくと良いかもしれません。

【むくみ】

むくみは意外と辛いとされているダウンタイムの1つです。始めは腫れと共に施術部位がむくみますが、時間と共にむくみは下へ下へと落ちてきます。太ももの施術をしたのに下腿や足先までむくみが下りてきてしまい、いつもの靴が履けなかったという人も多くいます。

【拘縮】

傷が治っていく過程で起こる拘縮は知らない人も多いのではないでしょうか。施術部位を身体が治そうとしていきます。その際に硬く動かしにくくなっていく時期があり、それが拘縮時期です。術後2週間以降くらいから起こる拘縮は、意外と不便な期間でなんとなく身体が動きにくい感覚になります。優しくさするようなマッサージが有効とされています。

【傷口】

脂肪吸引は小さな穴を開けてそこからカニューレで脂肪を取っていきます。その穴はどうしても傷として残ってしまいやすく、改善しきるまでには長期期間を見ておかなければいけません。ちなみに傷口は施術部位に合わせて決まっています。施術したい部位に入れ墨がある人は事前にどの部分に傷が付くのかも医師に聞いてみると良いでしょう。

【圧迫期間】

クリニックによって多少違いますが圧迫期間はだいたい1か月程度です。この期間は24時間圧迫をし続けないといけない時期なので長く辛いダウンタイムとされています。圧迫は特に初めの方が大変で痛みや腫れがあるので、サイズがきつめの圧迫物を着るだけで大変です。徐々に慣れていきますが稀に諦めてしまう人もいます。圧迫がしっかりできているかどうかで仕上がりが変わるので頑張って圧迫するのをお勧めします。

【感覚】

最後まで残るダウンタイムがこの感覚です。脂肪吸引は施術の際に神経も傷つけてしまいます。回復するまで施術部位の感覚が鈍くなったりしてしまいます。日常生活に支障は出ませんが、回復は年単位で見る必要があります。

まとめ

脂肪吸引は施術部位や内容によってダウンタイムの時期や期間が違いました。先にダウンタイムを知っておくことで安心して施術を受けられそうですね。

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Ren美容ライター 兵庫県出身 36歳
悩みに悩んだ美容整形で失敗し人生どん底まで落ち込んだ私が今後私と同じような人が出ないように美容整形を経験された方の実体験や美容整形外科に勤務歴のある方からの確かな情報収集をまとめたブログサイトです。