【実体験】鼻中隔延長術ってどんな手術?メリット・デメリットや注意点などを全て徹底解説!

こんにちは!
美容整形ごまちゃんです!

今回は、「【実体験】鼻中隔延長術ってどんな手術?メリット・デメリットや注意点などを全て徹底解説!」についてご紹介します♡

はじめに…

鼻中隔延長術(びちゅうかくえんちょうじゅつ)は、どんな手術?

鼻中隔延長術とは、鼻先に軟骨を継ぎ足して、鼻先を高くしたり、鼻先の角度を変えたりする施術です。鼻先が低い、鼻が短い、正面から見て、鼻の穴が見えすぎる方(ブタ鼻又はアップノーズ)に適した施術です。鼻先の高さや角度を修正することによって、鼻全体が整い、どの角度からも綺麗な鼻になり、輪郭全体が整う効果も得られます。

そもそも、鼻中隔とは?

左右の鼻の穴を仕切る壁(軟骨)のことす。この軟骨は、鼻の中央で鼻先全体を支える柱のような役割を担っています。鼻の穴に指を入れて、左右に動かすと動き、やや硬くコリコリしたものが鼻中隔の軟骨になります。
鼻中隔延長術は、この部分に、新たに別の軟骨を追加することで、高さや角度をつくり、鼻先全体を整えます。

鼻中隔延長術と鼻尖形成術と鼻尖縮小術の違いは?

鼻先の手術は様々な方法があります。なので、手術をご検討する際に、どんなお鼻にしたいか、仕上がりをどこまで求めるのか、ご自身でイメージすることが大切です。希望の仕上がりに、どの施術が自分に合っているのか医師に相談する必要があります。

今回は、鼻中隔延長術と鼻尖形成術と鼻尖縮小術の違いについて解説します!

施術の違い

鼻中隔延長術…鼻中隔の先端に、新たに別の軟骨(様々な軟骨)を移植します。
鼻尖形成術…余分な脂肪(軟部組織)を除去し、軟骨の形状を修正し、耳の軟骨を移植します。
鼻尖縮小術…余分な脂肪(軟部組織)を除去し、軟骨の形状を修正します。

鼻中隔延長術は、単体で手術しても効果のある施術ですが、余分な脂肪が多く、軟骨が大きい場合には、鼻尖形成術や鼻尖形成術を組み合わせて鼻先をつくったり、鼻筋が低い、ぼやけている場合には、隆鼻術(プロテーゼ挿入)で鼻筋をつくったりすることもあります。他には、小鼻縮小術、鼻孔縁挙上術など鼻の部位とお悩みに合わせて施術方法は様々あります。

なので、現状の鼻の状態と、ご希望のデザインによっては複数の施術が必要になり、組み合わせ方次第で高額になる場合もあります。

➡施術のイメージがしづらいと思うので、わかりやすく工事で例えると‥

鼻中隔延長術…基礎(土台)を強くして、「高層ビル」を建てます。
鼻尖形成術…基礎はそのままで、「低層マンション」を建てます。
鼻尖形成術…基礎はそのままで、「戸建て住宅」の外壁をリフォームします。

基礎が弱いと、高層ビルを建てることができません。なので、基礎が弱いままの状態で、高層ビルを無理やり建ててしまうと、支える基礎や柱が不安定のため、崩れてしまったり、徐々に地面に沈んでしまったりします。高層ビルを安心・安全に建設して、長く保つためにも、基礎をしっかりとつくる必要があるのです。それが、鼻中隔延長術の役割となります。

高層ビルを建てて、屋上の状態をもっとより良くしたい場合、屋上に小屋を建てたり、美しくリフォームしたりなど、追加で工事をする必要が出てきます。それが、鼻尖形成術や鼻尖形成術の役割となります。

次に、単体で施術した場合の、見た目の変化の大きさについて解説します。

≪見た目の変化の大きさ順≫

鼻中隔延長術>鼻尖形成術>鼻尖縮小術

鼻中隔延長術は、鼻先に3㎜以上の変化があり、鼻の穴が縦に伸びます。
鼻中隔に新たに別の軟骨を追加し、鼻尖部分を高さや角度をつくる際に、鼻孔を形成する軟骨も移動するので、鼻全体が伸びて、鼻の穴にも変化が現れます。

鼻尖形成術や鼻尖形成術は、鼻先に3㎜以内の変化があり、鼻の穴の形はほぼ変わりません。この2つは、鼻中隔はそのままで、鼻先を形成するので、鼻の一部分のみ変化が現れます。

➡見た目の変化の違いをまとめると、

鼻中隔延長術…鼻先全体に『大きな変化』がある/鼻の穴が縦に伸びる
鼻尖形成術や鼻尖形成術…鼻先一部に『自然な変化』がある/鼻の穴は伸びない

■鼻中隔延長術をオススメするタイプ

・鼻の穴の印象を抑えたい
・鼻先を今よりも高くしたい
・鼻先の方向や位置を変えたい
・バランスの良い鼻にしたい

上記の項目を『大きな変化』で実現したい人に向いています。
鼻中隔延長術の手術方法についてご紹介します!

鼻中隔延長術の手術方法は?

医師によって手術方法は異なりますが、一般的な手術方法は、左右の鼻の穴の中央にある鼻柱を、オープン法で切開や剥離をします。必要であれば、余分な脂肪(軟部組織)を除去したり、鼻翼軟膏を修正したりします。その後に、摂取した軟骨を鼻中隔に追加し、高さや角度を整えて、位置を確定させて固定させます。鼻全体のバランスが整えば、切開した部分を縫合します。

鼻中隔延長術の手術当日の流れ

医師やクリニックによっても手術の流れは異なり、鼻先の状態に合わせて、手術方法も変わります。今回は、一般的な手術当日の大まかな流れを説明します。

(1)ご自身の希望の仕上がりイメージと、医師の仕上がりイメージをすり合わせて、相違がないか最終カウンセリングをします。

(2)医師が手術前に施術する位置やラインの位置を直接鼻に医療用のペンで描きます。鏡を見ながら、ご自身でもチェックします。

(3)手術室へ行き、手術の準備を行い、麻酔を行います。

(4)手術する入口を切開でつくります。

(5)鼻中隔延長術の手術を行います。

(6)切開口を縫い閉じ、鼻をギプスやテーピング固定します。

(7)手術終了、帰宅します。

鼻中隔延長術の麻酔について

麻酔は、主に局所麻酔又は静脈麻酔又は全身麻酔の中から選択します。

局所麻酔…手術をする部位に麻酔をするので、意識のある状態で手術をします。
静脈麻酔…手術前に麻酔薬を点滴から静脈内に注入し、眠った状態で手術をします。
全身麻酔…手術前に麻酔薬を点滴から静脈内に注入し、眠った状態で手術をします。

静脈麻酔と全身麻酔は種類が違う

静脈麻酔と全身麻酔は、手術中に眠っている状態で痛みを感じないまでは一緒です。
何が違うのか、2つの大きな違いについて解説します。

[静脈麻酔]
・完全に意識がなくなるのではない。
・自分で呼吸ができる状態。

寝ていても意識はあるので、無意識に動いてしまったり、目覚めてしまったりする場合もあります。万が一途中で目覚めても、手術中の記憶はないことが多いそうです。

[全身麻酔]
・完全に意識がなくなる。
・自分で呼吸することが困難な状態。(手術中人工呼吸器が必要)

呼吸をするための筋肉の動きも止めるので、無意識に動いたり、目覚めてしまったりすることはありません。なので、長時間の手術になる場合や、完全に身体が動かないようにする必要がある場合に、全身麻酔が役立ちます。

鼻中隔延長術の場合、鼻中隔軟骨や肋軟骨を採取する場合は、全身麻酔が必要です。耳介軟骨であれば局所麻酔でも手術は可能ですが、静脈麻酔を選択された方が、手術中の痛みや恐怖感を感じることなく施術を受けることが可能なのでオススメです。

≪鼻中隔延長術の切開方法について≫

切開方法は、主にオープン法とクローズ法の2種類あります。

オープン法…鼻柱付近を切開し鼻をめくって手術を行います。
クローズ法…鼻の穴の内側を切開し、皮膚を引き上げて手術を行います。

オープン法とクローズ法の大きな違いは、傷跡が露出するか、しないかです。クリニックによって、切開方法は異なりますが、主にオープン法が採用されます。クローズ法だと、鼻の中の状態をしっかりと確認することが難しく、医師の技術力が問われることになり、細かな微調整が非常に難しいと言われています。オープン法よりも難しい分、医師選びを慎重にしないと、仕上がりにも影響されてしまいます。

≪術後のギプス固定について≫

鼻ギプスの種類、固定方法や装着期間は、クリニックによって異なります。

ギプス固定…柔軟性のあるやや硬めの鼻用のプレート(ギプス)で固定する方法です。
医師が鼻先に合わせて形を整えたギプスを、鼻先を両サイドから挟むように固定します。鼻先の軟骨を安定させるために、重要な役割を担います。
クリニックによっては、ギプス代が別途追加でかかる場合があります。

テープ固定…茶色の医療用のテープで固定する方法です。
医師が鼻先に合わせて、テープで固定させます。ギプスではなく、テープを採用される医師は、ギプスによる圧迫でピンチノーズや壊死を懸念して選ばれる方が多いように感じます。

しっかりと固定するために、ギプスとテープどちらも組み合わせるクリニックもあります。

≪術後の帰宅方法について≫

局所麻酔と静脈麻酔と全身麻酔の選ぶ麻酔によって、帰宅する時間が異なります。

局所麻酔の場合…意識がある状態なので、鼻先に問題がなければ術後すぐ帰宅することが可能です。手術箇所に麻酔が効いている状態なので、痛みが鈍い状態ですが、徐々に痛みを伴うので痛み止めを服用して自宅で安静にすることオススメします。

静脈麻酔の場合…睡眠の状態から目覚めて、しばらく安静した後に歩行可能になった段階で帰宅が可能です。歩行が難しい場合は、タクシーで自宅まで帰るか、同居者に迎えに来てもらうことも手段です。

全身麻酔の場合…睡眠の状態から目覚めて、気管チューブを抜いて、呼吸が問題なくできることを確認し、しばらく安静した後に、歩行可能になった段階で帰宅が可能です。麻酔の影響で、寒気や高熱、吐き気、めまいが強く起きる場合があります。症状が強い場合は、無理をせず、クリニックで休ませてもらうと安心かと思います。

次に、美容整形ごまちゃんの鼻中隔延長術の手術についてお答えします!

【実体験】美容整形ごまちゃんの鼻中隔延長術の手術Q&A

Q1.手術の麻酔は何を選んだ?
A1.わたしは、静脈麻酔を選びました!
わたしの場合、軟骨を摂取する必要がなかったので、静脈麻酔になりました。なので、手術後しばらく安静した後にすぐ帰宅することができました。

Q2.静脈麻酔と全身麻酔どちらを選んだら良い?
A2.軟骨の摂取が必要であれば、医師の選択により全身麻酔になるかと思います。
なので、ご自身で選択することができません。クリニックによっては、施術代の他に追加で麻酔代がかかります。

Q3.オープン法とクローズ法どちらでした?
A3.わたしは、オープン法でしました!
何度も鼻の修正をしているので、クローズ法は難しいとのことでした。オープン法の傷痕は全くわからないほどに綺麗な状態です!

鼻中隔延長術のメリット

・理想の鼻に近づくことができる。
・鼻先の位置や角度を変えることができる。
・スリムな鼻に近づくことができる。
・鼻の穴が見えづらくなる。

鼻中隔延長術のメリットは、鼻を綺麗に見せる効果が高いことです。年月の経過で、やや軟骨の吸収があり、術後よりも鼻が低くなる可能性はあるものの、それでも術前よりは綺麗な状態を長期的に維持できます。

鼻中隔延長術のデメリット

・年月での吸収や変形する可能性がある。
・大きな変化で鼻整形がバレる可能性がある。
・鼻先が硬くなる。
・採取する箇所に傷が残る。

どの軟骨を選んでも年月の経過で、軟骨の吸収があります。個人によって差があります。
吸収や変形リスクを考えて、鼻をつくる必要があるので、知識や技術が浅い医師がすると、完成後は綺麗でも、数年後、変形などのトラブルの元になる可能性があります。なので、様々なデメリットを回避するためにも、技術力の高い経験ある医師選びをする必要があります。

鼻中隔延長術は、変化を出すために、様々な軟骨を使用して手術をします。
次に、鼻中隔延長で使用される軟骨について解説します!

鼻中隔延長術の軟骨の種類は?

鼻中隔延長術で使用される軟骨は、大きく分けて4種類あります。
それぞれ特徴があり、メリット・デメリットがあります。

・耳介軟骨
・鼻中隔軟骨
・肋軟骨
・保存軟骨(寄贈軟骨)

[耳介軟骨]

耳介軟骨とは、耳の裏側の軟骨を使用します。採取した軟骨を、高さがでるように重ねて、加工をした後に移植する方法です。移植する角度や位置を工夫することで、鼻先の向きを変えて、鼻の穴を目立たなくさせることができます。鼻中隔延長術で最も使用される軟骨になります。

メリット

・耳の裏の見えにくい箇所から軟骨を採取するので、傷跡がわかりにくい。
・見た目や触り心地も自然な仕上がりになる。
・自家組織のためアレルギー反応のリスクが少ない。

デメリット

・採取する量に限界があり、高さに限界がある。
・柔らかく、しなやかで弱いので、強度にやや劣る。
・年月での吸収や変形リスクの可能性がある。

[肋軟骨]

肋軟骨とは、胸の真ん中にある胸骨と呼ばれる硬い骨を使用します。耳介軟骨では摂取量が少なく、高さが足りない際に選択される場合があります。肋軟骨は強度が高く、しっかりとした土台をつくり、鼻先を伸ばしたい場合に向いています。

メリット

・強度の高い鼻先をつくることができる。
・吸収率が低い。
・自家組織のためアレルギー反応のリスクが少ない。

デメリット

・胸のあたりに傷が残ってしまう。
・鼻先がやや硬い仕上がりになる。
・年月での湾曲や変形リスクがある。

[鼻中隔軟骨]

鼻中隔軟骨とは、左右の鼻穴を仕切る壁(軟骨)を、土台の強度が保たれる範囲内で一部を採取して使用します。耳介軟骨や肋軟骨が不安な場合、鼻の中に元々ある鼻中隔軟骨を使用する方法もあります。鼻中隔軟骨は固くて丈夫なので、しっかりと鼻先をつくる場合には良いかと思います。

メリット

・強度の高い鼻先をつくることができる。
・適度な方さで、見た目も自然。
・自家組織のためアレルギー反応のリスクが少ない。

デメリット

・難易度が高く、できる医師が限られる。
・使用できる量が少なく、高さに限界がある。
・年月での湾曲や変形リスクがある。

[保存軟骨(寄贈軟骨)]

軟骨を採取することが不安な場合、医療用に処理された他人の肋軟骨を使用する方法があります。日本では、保存軟骨と言われ、韓国では寄贈軟骨と言われています。保存状態の良い軟骨を使用すれば、感染リスクはかなり低く、効果も自分の肋軟骨を使用するのとほぼ同じになります。

メリット

・強度の高い鼻先をつくることができる。
・吸収率が低い。
・自己軟骨を採取する手術がない。

デメリット

・取り扱っているクリニックが少ない。
・鼻先がやや硬い仕上がりになる。
・年月で湾曲や変形リスクがある。

➡まとめると…
≪軟骨の硬い順≫
肋軟骨=保存軟骨>鼻中隔軟骨>耳軟骨

≪鼻先に高さが出せる順≫
肋軟骨=保存軟骨>鼻中隔軟骨>耳軟骨

≪見た目の自然さ順≫
耳軟骨>鼻中隔軟骨>肋軟骨=保存軟骨

≪吸収されやすい順≫
耳軟骨>鼻中隔軟骨>肋軟骨=保存軟骨
※医師の手術方法や体質により、軟骨の吸収されるレベルには個人差があります。

次に、美容整形ごまちゃんの鼻中隔延長術の手術についてお答えします!

【実体験】美容整形ごまちゃんの鼻中隔延長術の手術Q&A

Q1.なぜ韓国で鼻中隔延長術の修正をした?
A1.高額費用を出してでも、お願いしたい先生と出会えなかったからです!
日本で鼻中隔軟骨を使用しましたが、鼻先に高さが出たものの、大きい鼻の仕上がりになりました。希望の仕上がりはスリムで高さのある鼻だったため、日本で修正できるクリニックを探していました。何度も鼻の整形をしていることもあり、断られることが多く、修正が可能なクリニックでも150~200万を超えるお見積りで、高額費用を出してでも、お願いしたい先生と出会えなかったのもあります。日本から視野を広げて、韓国で修正できるクリニックを見つけて修正しました。

Q2.鼻中隔延長術は、何の軟骨を使用した?
A2.わたしは、鼻中隔軟骨と寄贈軟骨を使用しています!
寄贈の肋軟骨なので、触ると鼻先は硬いです!左右に動かすことは怖くてできません!鼻中隔軟骨の方がもう少し柔らかかった気がします。

Q3.なぜ寄贈軟骨(保存軟骨)を選んだのか?
A3.自分の軟骨に自信がなかったからです!(笑)
何度も鼻の修正をしても、希望の仕上がりになかなかならず、自分の軟骨を使用して成功するイメージが湧かなかったので、寄贈軟骨にしました。

Q4.結局どの軟骨がいいのか?
A4.どの軟骨を使用してもメリット・デメリットがあるので、「コレが確実です」とは言い難いです!鼻中隔延長術は医師の技術力もかなり影響されます。寄贈軟骨にしてから、3年以上たち、術後直後よりも後戻り・吸収はありました。欲を言えば、そのまま維持してくれたらよかったですが、それでも修正前よりは綺麗な状態です!

次に、ダウンタイムについて書きます!

鼻中隔延長術のダウンタイムの流れについて

【術後0日目~7日目】

手術の方法に問わず、術後はギプスやテープでの固定が必要になります。固定は、鼻先を安定させるために重要なので、固定をしない選択肢はオススメしません。
固定期間はクリニックによって変わり、大体は抜糸までは着用し、医師が外します。抜糸までに外したい場合は、自己判断で外すのではなく、医師に相談するようにしましょう。

≪術後の腫れについて≫
約2日~1週間がダウンタイムのピークで鼻周辺が腫れ、鈍痛が伴います。痛みが強い場合は、我慢せず痛み止めを服用すると良いです。また、鼻の穴の中にコットンを詰める場合もあり、口呼吸になるので、喉が痛くならないように水分をこまめに摂ると良いです。
内出血は1~2週間ほどで引いていくことがほとんどです。

【術後5日目~7日目後に抜糸】

手術から1週間程度でクリニックへ来院し、抜糸を行います。その際にギプスやテープも外します。傷跡の経過や感染していないかなど、現段階の仕上がりも確認してもらいます。抜糸後も鈍痛や腫れがある状態なので、焦らず経過を見ましょう。

≪抜糸後の腫れについて≫

腫れがある状態なので、人によっては、術前よりも鼻先が丸く見える場合があります。また、鼻先が高すぎる!失敗した!と感じる人もいるかと思いますが、腫れが引いて、軟骨の吸収もされるので、完成はもう少し低くなって馴染んできます。
鼻先も硬く違和感がありますが、徐々に柔らかくなってきます。

【完成の仕上がりは約6ヶ月後】

鼻先が安定し、完成の仕上がりになるまでは、手術から約6ヶ月後と言われています。約3ヵ月後には、鈍痛や腫れなども目立たなくなり、術後の鼻に見慣れてダウンタイムが終わったかのように感じますが、まだまだ不安定な時期なので、強い刺激などを与えないよう油断せずに過ごす必要があります。

≪術後1ヶ月~半年の腫れについて≫
鼻先も完成に近づいてきますが、浮腫みやすい期間なので、日によって鼻先の形が違う場合があります。鼻が高すぎで違和感がある方も、術後約6ヶ月までは焦らず、様子を見る必要があります。

鼻中隔延長術のダウンタイムの過ごし方について

手術が成功しても、ダウンタイムの過ごし方に気を付けないと、仕上がりに影響してしまいます。ダウンタイム中はとにかく「鼻を触らない」ことを徹底することをオススメします!
なぜなら、術後は少しの衝撃でも影響を受けてしまうほどに鼻先が不安定なので、触ることで傷が悪化したり、安定しづらかったりします。生活の中で気を付けることもあるので、以下に項目を詳しく書きます。

≪生活の中で気を付けること≫

・洗顔
・入浴
・メイク
・運動
・就寝
※飲酒や喫煙はNG

洗顔

ギプス固定をしている間は、鼻が濡れないように気を付ける必要があります。拭き取り化粧水や濡れタオルなどで、鼻以外を優しく拭き取るようにすると良いです。
ギプス固定が終わった後も、鼻は非常に優しく、こすらずに洗うことをオススメします。拭く時もゴシゴシこすらないようにしましょう。

入浴

クリニックの指示に従い、約1週間は入浴を控えることをオススメします。身体を温めると血流が良くなるので、腫れが出やすくなり、ダウンタイムが長引く原因になります。
シャンプーする際も、鼻が濡れないようにしないといけないので、洗い方を工夫する必要があります。どうしても、洗髪したい場合は、美容院で洗ってもらう方が安心かと思います。
出来る限りダウンタイムのピーク時はお風呂自体を控えることをオススメします。

メイク

ギプス固定中はメイクを控えることをオススメします。ギプス固定が終わった後は、メイクすることが可能ですが、鼻は化粧ノリが悪く、クレンジングがしづらい状態なので、出来る限り鼻を避けてメイクされる方が良いです。
通常のメイクは、ダウンタイムが落ち着いたタイミングでされる方が安心かと思います。

運動

入浴と同様、運動も血流が良くなる効果があります。激しい運動は手術後1週間までは控えるようにし、軽い散歩程度で済ませることをオススメします。

就寝

就寝はうつ伏せに寝ることはオススメしません。仰向けの状態で、できる限り頭を高くして寝ることをオススメします。また、眼鏡をかける行為も鼻に負担がかかるので、ダウンタイム中はできる限り控える方が安心かと思います。

他にもクリニックによって注意事項が異なるので、注意事項を守れば、トラブルを未然に防ぐことができるかと思います。
最後に、鼻中隔延長術の失敗しない選び方についてご紹介します!

鼻中隔延長術の失敗しない選び方

鼻中隔延長術は、高い技術力と経験のある医師に手術してもらう必要があります。

「鼻先にたくさん軟骨を入れたら良い」
「医師選びよりも、できる限り安く手術したい」
「切らない鼻中隔延長術で様子をみたい」

上記の考え方に一つでも当てはまると、トラブル発生になる可能性があります!項目ごとに、理由について書きます。

「鼻先にたくさん軟骨を入れたら良い」はNG

鼻の皮膚の伸び率は個人によって変わるので、皮膚の余裕がないほどに量を追加すると、土台部分にかかる負担が大きくなって、将来曲がる確率を上げることになります。軟骨によっては、曲がりやすい性質を持っているので、たくさん入れることで、変形する確率も上げてしまいます。
完成後の仕上がりが綺麗でも、数年後のトラブルとなる可能性があるので、「鼻先にたくさん軟骨を入れて、高くしてください!」と希望して、そのまま手術する医師は注意が必要です。

「医師選びよりも、できる限り安く手術したい」はNG
鼻中隔延長術は鼻の手術の中でも難しい分類になります。なので、医師の経歴を確認せず、安易に値段の安さで決めると、トラブルとなる可能性が高いです。

≪値段が安い理由≫

・歴の浅い医師や新人医師の練習台になる可能性がある。
・モニターで先生指名・日時指定ができない。
・形成外科経験者ではない。

➡SNSの情報に惑わされない
鼻中隔延長術は、年月の経過で変化がある施術になります。なので、手術直後の症例が綺麗だからと言って、安心安全とは限りません。
SNSに力を入れているクリニックは症例の見せ方が上手なので、情報を得ることは間違えていませんが、あくまでも参考程度にとどめて、100%信じすぎないようにすることをオススメします。

≪鼻中隔延長術で選ぶ医師の理想≫

・転院少なめ
・形成外科と美容外科合わせて10年以上(最低でも5年)
・年齢は40~60歳までが理想
・形成外科経験者、特に国家資格である形成外科専門医やJSAPS資格持ち

上記の項目にさらに、鼻の手術をメインとしている医師がオススメです。
鼻は非常に難しい箇所になるので、医師は指名するようにして、歴の浅い医師や新人医師は避ける方が安心かと思います。

「切らない鼻中隔延長術で様子をみたい」はNG

切らずに、手術の鼻中隔延長術と同じ効果を得ることはありません!鼻中隔延長術のような効果を、一時的に得られる施術とお考えください。
安易に切らない鼻中隔延長術をしてしまうと、将来、手術での鼻中隔延長術をしたい場合に、通常料金に修正費が加算される可能性もあり、切らない施術の何をしたかでも、手術のリスクも高めてしまいます。「切らない=安全」ではないことも、理解されてからご検討されると良いです。

【信頼できる医師と出会えるように、行動する】

失敗しないためにも、カウンセリング巡りをすることをオススメします。
医師によって、診察の見解や手術による考え方や方法、費用が異なるので、1人目で決めず最低でも3人の医師の意見を行くと良いです。同じクリニックで3人の医師ではなく、クリニックごとに1人ずつ探すとより良いです。
医師との相性も仕上がりに左右されるので、実際にお会いして話すことが大事です。お会いして、意見が合わなかったり、何か違和感があったりすれば、クリニック選びを考え直す必要があります。これから鼻中隔延長術を検討されている方が、信頼できる医師に出会えることを心より願っています!

以上、「【実体験】鼻中隔延長術ってどんな手術?メリット・デメリットや注意点などを全て徹底解説!」についてでした!今後の整形の参考になれば嬉しいです♡それではまたお会いしましょう!