おでこにヒアルロン酸注射をするのって痛いの?
可愛い雰囲気と整った横顔が手に入るおでこのヒアルロン酸注射ですが、不安や痛みという恐怖が勝り思い踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。
実際に私が体験したおでこへのヒアルロン酸注射の体験談と共に、今迷っている方へ知っておいて欲しい情報を徹底解説させて頂きます。
不安①おでこへのヒアルロン酸注射は痛い?
結論、痛いです。不安に思っている方を早々に煽るようなことを書いてしまい申し訳ないですが、事実痛みはありました。(ちなみに私は痛みに強い方です。)
詳しく施術の流れを説明させて頂くと、まず初めに神経ブロックという麻酔を数か所に打ちました。おでこ全体に麻酔を効かせる神経ブロックは眉間当たりにブスりと注射されます。これもちょっと痛いです。
その後、ヒアルロン酸を入れる為の場所を3か所決めて髪の生え際に穴を開けていました。(この時点で麻酔は効いているのでこれはさほど痛くありません。)
そしていざ注入。
穴を開けた部分から長い針を使っていきます。骨の上に沿ってヒアルロン酸を入れるのですがこれが中々のサウンドです。骨を削られている音が頭の中からします。擬音で例えると「ギギギ…ゴリゴリゴリイィ」っといった感じでした。
医師に『これって、すごい音が聞こえるんですけど…何でですか!?大丈夫ですよね?!』と焦りながら聞いてみると骨上でないと血管に当たってしまったりするので骨に沿っている事を確認しながら入れるのが一番安全との事でした。ちなみに注入中はずっとこの音がし続けました。これは知らないと不安になるなぁと思った1つです。
神経ブロックの麻酔が効いているのでヒアルロン酸注入中は痛くて我慢できない!という程ではありませんが、先ほどお伝えしたような音や違和感、たまに感じる痛みは通常のようです。一度体験してしまえばこういうものなのだと思えるのですが、初めての方は驚くと思うのでこの体験話で少しでも想像してから挑むと良いかと思います。
不安②なぜおでこは他の部位より痛いのか?
ヒアルロン酸注入の中でもおでこという部位は特に痛みが強い部分だと言えるでしょう。
1つ目の理由は〈注入量が圧倒的に多いから〉です。今まで何もなかった部分にヒアルロン酸を入れる際、注入量が多ければ多い程、その部位への圧迫が強くなります。
神経等も圧迫されるため、特に初めてが一番痛みが強いです。
2回目は1度入れた部位に隙間がある程度できているため痛みが1回目ほどではありません。
注入後も痛い理由
おでこのヒアルロン酸注射は注入後も痛みが続く場合があります。
骨上に入れている為、傷ついた骨が痛むというのが理由にあります。
他の部位は骨上に入れない為、注入後は許容範囲内の痛みである事がほとんどです。
しかしおでこへのヒアルロン酸注射に関しては翌日、翌々日までズキズキとした痛みが続く場合があります。ロキソニンなどの痛み止めを飲んでも問題ないので、注入後の痛みが強い方は内服等で対応してください。
尚、痛みがずっと消えなかったり、どんどん痛みが悪化する場合は塞栓している可能性が高いです。
塞栓とはヒアルロン酸が血管に入ってしまい血液の流れが止まり、壊死してしまったりします。さらにおでこは目の近くでもある為、失明の可能性も出てきます。
少しおかしいかも?と感じたらすぐに症状を伝えクリニックに行きましょう。
不安③注入後はすぐなくなってしまうの?
ヒアルロン酸注入を迷っている人の多くは“高いお金と痛い思いをしてもいずれ全てなくなってしまうという無駄感”だと思います。
確かにヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていくものですが、意外と無くなるスピードは緩やかだったりします。クリニックでは大体半年~1年前後と表記している所が多いでしょう。しかし実はヒアルロン酸が完全に吸収されるのには5年程度かかると言われています。しかも何度か注入を積み重ねていく事でより持続期間は長くなっていきます。現在私は3回ほどおでこに注入していますが、最後に注入したのは約2年前ほどです。現在、ほとんどなくなっているような感覚はありません。
個人的には痛みさえ乗り越えられれば、おでこのヒアルロン酸注射は無駄な整形とは思わないです。
不安④考えられるリスクとは?
おでこのヒアルロン酸注射で考えられるリスクはまず〈塞栓〉でしょう。
塞栓は血管にヒアルロン酸が詰まってしまう症状です。こちらはリスクとして必ずありますがしっかりとした技術と塞栓した時の正しい対処法を知っている医師を選べば可能性は減らせます。
次に上げられるのは〈アレルギー〉です。
ヒアルロン酸アレルギーになってしまう人が一定量いる為こちらもリスクの一つです。非動物性の為アレルギーが出る人はとても少ないですが、ゼロではありません。
注入後に腫れたりかゆみがでたりと症状は様々。もしアレルギー症状が出た場合は溶かす必要がありますので知識として把握しておきましょう。
あとは〈感染〉です。施術中に菌が入り込み、整形部位が感染してしまう可能性があります。
感染してしまった場合は症状の重さにもよりますが抗生剤を内服したり点滴したりして症状を改善できます。
まとめ
おでこへのヒアルロン酸注射は痛みやリスクがありましたが、しっかりとその原因や理由を理解しておくことで安心して受けられる施術でした!
今おでこのヒアルロン酸を迷っている方は不安や痛みについて参考にしていただき、安心した状態で施術してもらえたら幸いです。