二重瞼は綺麗な目元の条件の一つになっています。一重やぶ厚い瞼は腫れぼったい感じに見えたり、目つきが悪く見えたりしてしまいます。
また瞼の厚みがあり過ぎると、二重メイクをしてもすぐ取れてしまったり、美容整形をしようとしてもハム目っぽくなってしまったり、希望の二重ラインが作れなかったり…と思い通りにならない時があります。
そんな時は瞼の脂肪取りがお勧めです。
脂肪を取ることで目元がすっきりし、二重ラインも綺麗になりやすくなります。
今回は瞼の脂肪で綺麗な二重ができない人へ、瞼の脂肪取りで二重が綺麗になる方法を解説させて頂きます。
脂肪取りと二重整形の種類について
美容整形で二重にする施術は主に2種類あります。
1つは二重埋没法といっていわゆる“プチ整形”です。切開はせず、医療用の糸を希望の二重ラインに埋め込むことによって強制的に二重にしていく施術です。ダウンタイムも少なく、切る施術には抵抗がある人、初めて整形する人にお勧めの施術です。
2つ目は二重切開法です。こちらは希望の二重ラインを切開し、内部処理で半永久的な二重の仕組みを作ります。こちらは何度も二重埋没法が取れてしまったり、ダウンタイムが長くても1回で安定した二重が欲しい人にお勧めの施術です。
どちらの二重整形にもメリットデメリットがありますので、どちらの方が良い!というのはありません。その人その人の状況や希望に合わせて選べる2種類の施術方法だと思っていただいて良いでしょう。
そして二重にする為に邪魔になってしまうのが目の上の脂肪です。ご自身の瞼は脂肪を取らないと二重にならないか、またどのような方法が適しているのかを確認してみましょう。
確認①厚い瞼の原因は何か
瞼の厚みは果たして脂肪なのでしょうか?
実は脂肪以外にも皮膚自体の厚みが原因だったり、筋肉や骨格の問題もあります。脂肪よりも瞼の皮膚自体の厚みがある人は脂肪を取ってもあまり効果がありません。またこれが筋肉であった場合も同様です。
確認②希望の二重ライン
希望の二重ラインがどのようなものかでも脂肪取りが必要かどうか変わります。例えば奥二重のような狭い幅の二重を希望する場合は脂肪取りをしなくても綺麗な仕上がりになる可能性があります。(あまりに奥二重だと瞼の上の脂肪により二重が隠れてしまう場合があります)
しかし並行ラインを希望していたり、広い幅の二重ラインを作りたい場合は脂肪取りが必須になってくる可能性があります。二重ラインを作ってみて、目の上と二重幅までの間がぷっくりとしてしまう(ハム目)場合は脂肪取りをするか、幅を狭く設定しなおすかを検討しなければなりません。
確認③年齢
瞼の脂肪は元々のお顔の作りもありますが、若い人の方が多くある傾向もあります。
その為、脂肪取りは10代~20代の方が特に多くいらっしゃいます。しかし年齢を重ねると目の上の脂肪は無くなっていき、逆に窪むようになります。30代以降からの人が多いでしょう。若い時に比べて少しずつ瞼の厚みが減ってきたと感じる人は瞼の脂肪取りはなくても良いかもしれません。現在20代~30代の方は今後ご自身の瞼がどうなっていきそうか確認してみましょう。
確認④施術方法
現時点で二重埋没法と二重切開法のどちらを検討されていらっしゃるでしょうか?
二重切開法の場合は多くのクリニックで施術と同時に必要な脂肪を取ってくれたり、瞼の上の脂肪取りを追加で施術してくれたりします。ダウンタイムも脂肪取りはしてもしなくても変化はありません。(料金は異なる可能性があります。)
しかし二重埋没法には基本的に脂肪取りは付いていません。そのままの状態で二重埋没法をしてみるのか、脂肪取りを追加でするのかで大きく異なります。
まず、脂肪取りを追加する事で二重埋没法の“切らない”というメリットが無くなります。脂肪取りはどうしても脂肪除去の為に少し切るので“切りたくないから二重埋没にしたい”というのができなくなります。
次に二重埋没法のメリットであるダウンタイムの少なさも脂肪を取ることで無くなります。〈二重ミニ切開〉と同じくらいの腫れが出てくるでしょう。
いずれにしても、二重埋没法を脂肪取りと併用したいと検討している人はこういったメリットが無くなってしまうことを知っておくと良いでしょう。
確認⑤クリニック側の見解
目の上の脂肪があり過ぎると綺麗な二重ができませんが、実は目の上の脂肪が無さ過ぎても二重ラインが作れません。目の窪みがあると二重埋没法は取れやすくなりますし、二重切開法は内部処理が難しくなってしまう場合があります。
しかしクリニックによってはアップセルを狙う為に、瞼の上の脂肪取りが不要な人(瞼の厚みの原因が皮膚の人や、狭いラインの二重を希望している人)にも『瞼がぶ厚いのでこのままでは施術不可能です。脂肪を取りましょう。』と提案してしまうところがあります。上記の知識がないと言われるがまま脂肪を取り過ぎてしまい、泣く泣く後から目の上にヒアルロン酸を入れるなどする人もいます。
このような後悔をしないよう、複数のクリニックでお目元を診てもらうようにしましょう。
まとめ
綺麗な二重ラインを作る為には自分の目元の状態を知る事と、施術方法の選択をよく考える事が大切でした。正しい瞼の脂肪取りで綺麗な二重を作りたいですね。