『目と目が離れている』『蒙古ヒダがあるから目が小さく見えてしまう』そんな悩みをお持ちの人は目頭切開が適しているかもしれません。
しかし目の近くを切るとなると傷跡がどのくらい残るのかとか、その間どうやって過ごせば良いのかなど気になりますよね。
今回は目頭切開の傷跡ってどのくらい残るのか、施術をする前に知っておきたい事と一緒に解説させて頂きます。
傷跡の差とは
目頭切開は大きく分けて4種類の施術方法があります。施術方法が違えばもちろん傷跡も違います。また、傷の残り方や傷跡になりやすい施術方法などもあるでしょう。
また他にも傷跡の差はどういったところから出てくるのかを確認してみましょう。
①施術方法によって改善具合が変わる
目頭切開の一般的な傷跡の改善は1か月程度で70%、その後3か月~半年くらいで徐々に回復していくと言われています。しかし冒頭でお伝えしたように、傷跡が大きく異なってくる要因があります。それは施術方法です。一般的なダウンタイムの把握と合わせてどの施術を選択するかで傷の残り具合も変わります。
三日月法
三日月法は4種類の施術方法の中で一番傷として残りやすいとされています。目頭部分を三日月型に切って縫合するので縫合の形がそのまま残ってしまう人もいます。
簡単な施術の為、大手などで取り入れている所もありますが効果も薄いのであまりお勧めされない施術方法です。
W法
W法は文字通りWの形に蒙古ヒダを切り、Wの尖っている部分を切除して縫合する施術方法です。こちらは三日月法より効果が高いとされていますが、傷跡は残りやすいでしょう。
Z法
Z法は上記2つと異なり、皮膚切除しません。Z型に切りこんだら織り込むように縫い付けて目頭を出していきます。三日月法やW法よりも傷跡が残りにくいとされており、現在はこのZ方が日本で主流となりつつあります。
リドレープ法
リドレープ法は今までの施術方法とは大きく異なります。蒙古ヒダの余分な皮膚を目の下に移動させるという方法で、韓国で人気の施術です。目の形に添って切る事が出来るのでW法Z法よりさらに傷跡が残りにくいと言われています。
②医師の技術は大きく差が出る
傷跡の残り具合は医師によっても変わります。新人の医師や目頭切開の施術に慣れていない医師だと、切開に迷いが出たり施術時間が長引いたりして、傷が残りやすいです。
一方ベテランの医師で切開もスムーズに綺麗にできると、傷の治りも早く傷口も綺麗な状態である事が多いです。
何度も施術をしている医師や口コミ評価が高い医師を指名する事で傷跡具合も変わります。
しっかりクリニックや医師を調べてから施術を決めましょう。
③傷の治り具合
目頭切開の施術方法や医師とは別に、本人の回復力や傷の残りやすさも影響してきます。元々怪我でできた傷が治りにくかったり、ケロイド体質(傷口が盛り上がってしまう状態)、血液がサラサラな人(内服などが理由の人が多いです)、後は糖尿病の人も傷が治りにくいでしょう。
当てはまる人は通常の人よりも傷跡が残りやすく、回復していくまでの期間も長い場合があるので理解した上での施術をする必要があります。
知っておきたい事
傷の残り具合は施術方法、医師の技術、自身の回復レベルによって異なる事が分かりました。最後にこの傷跡を残さない為に出来る事や回復期に出来る事をご紹介させて頂きますので、是非施術前に確認をしておきましょう。
✓圧をかけないように気を付ける
施術部分に圧をかけてしまうと傷が治りにくくなったり、跡が残ったりする可能性を上げます。痛みや痒み、不快感があっても触らずにしましょう。目頭切開部分に金具が当たるメガネも控えた方が良いでしょう。
✓メイクで隠すのには限界がある
目頭切開は抜糸後のメイクが可能ですが、比較的皮膚の薄い場所の為メイクで隠しきれない可能性があります。茶色や赤っぽいアイシャドウで全体をぼかしたり、キラキラしたラメを置いて赤みを飛ばしたりして工夫すると良いでしょう。
✓前髪やメガネで誤魔化せる
よく『バレない為にどうすれば良いですか?』と相談を頂きます。私以外にも目頭切開をしていたスタッフは施術のタイミングで前髪を作ったり、黒縁の太い伊達メガネ(目頭部分に当たりにくいデザイン)を購入したりして、目頭以外に目が行くようにしていました。
これはかなり効果絶大で、全体像の方が目頭より先に目に入るため『髪の毛切った?』『今日メガネなんだ!』と誤魔化していました。全くバレないという事ではありませんが、傷跡を隠す以外の目立ちにくくする方法です。
✓身体を温めない
身体を温めてしまうと傷口(その他内出血や赤み)が長引いてしまいます。血行が良くなるので傷が気になっている間はサウナや運動などを控えましょう。
✓タバコやお酒は控えた方が良い
タバコは血流を悪くする為、傷の治りを遅めます。またお酒はむくみを強くする為、腫れや内出血が長引きます。早く回復させたい場合は控える事をお勧めします。
まとめ
目頭切開の傷跡の残り具合や期間には様々な要因がありました。施術後後悔しない為に是非ご参考下さいませ。