蒙古ヒダが覆いかぶさっていると目が小さく見えてしまったり、目と目の間が離れて見えてしまったりします。目頭切開はそんな悩みを解決してくれる美容整形ですが、値段が気になりますよね。
美容整形のデビューとしても人気の目頭切開はクリニックによって値段が大きく異なります。何も知らない状態だと後々『ぼったくられた気がする』『広告に書いてあった値段と提案された値段がだいぶ違うけどこれって私の目だからしょうがないのかな…』と嫌な思いをするかもしれません。
今回はクリニックに騙されない為に目頭切開の相場を解説させて頂きます。
なぜ値段の差があるのか
クリニックによって何十万も値段の差が出ていますがこの現状は何故起こるのでしょうか。まず値段が変わる理由を確認してみましょう。
①施術方法が違うから
目頭切開は施術方法が多数ある為、料金に差が出ます。簡単にできる施術は多くの医師が施術可能なので比較的安価で提供されていますが、その分効果が薄かったりもします。
逆に傷が残りにくいような施術は高額でも人気があります。このような理由で値段の差が出てきている可能性があります。
②高級志向のクリニックだから
クリニック自体が高級志向をコンセプトにしている場合、わざと値段を高くして一定の顧客層を狙っています。美容整形は自由診療で何を信じて良いのか分からないと思っている人も多いです。そんな人の安心材料として“料金が高い=良いものに違いないだろう”という思考になる場合があります。ここを狙って高めの値段設定をしているということです。
しかしクリニックには“高い技術を安く提供したい”というコンセプトを掲げているところもあるので一つの施術に対してこのように様々な料金設定がされていくのです。
③集客目的で安い料金の広告を使っているから
美容整形は決して安い金額ではありません。一生懸命貯めたお金で支払う人、ローンを組む人など様々です。出来るだけ安く済ませたいと考えているとインターネットで『目頭切開 最安値』という感じで調べる事もあると思います。そうすると上位に上がってくるのはもちろん安い金額設定をしているクリニックです。
しかしこうしたクリニックのほとんどはこのような集客目的の広告だけで、実際にカウンセリングに行ってみると「この目は蒙古ヒダが隠れすぎているから違う方法の方が良いよ」「腫れない糸を使った方がダウンタイムが短いです」などと言ってアップセルをしてきます。集客だけなのかどうかカウンセリング前に電話でお問合せしてみても良いかもしれません。大抵は「こちらのお値段で施術可能かどうかは最終的に医師に見て頂いてからとなります」「他にもオプションや効果的な施術がありますのでご選択いただけます」など“値段が変わる可能性・大”のような言い方の場合はホームページに載っているような価格では出来ないと思っていいでしょう。
④新しい医師の練習も兼ねているから
新人の医師が練習をする為に“モニター価格”として安く施術料金を提供している場合があります。これは賭けになる選択です。例えば医師への研修をしっかりしているクリニックなら隣にベテラン医師が見守ってくれるので大きなミスや失敗はないでしょう。しかしそうでない場合は新人の医師しかいない空間で施術をするので傷が深くできてしまったり、ダウンタイムが長引いたり、イマイチ効果が分からなかったりする場合があります。
安い値段を第一優先に考えるならこの制度は良いと思いますが、絶対に失敗して欲しくない!と考える人は控えた方が良いでしょう。
⑤目頭切開の施術で人気の医師だから
目頭切開が人気の医師は予約制限をする為にわざと値段を上げて他の医師との釣り合いを取ろうとしている可能性があります。
その場合、同じ施術方法でもクリニック内で値段が異なる場合もあります。ずっと人気の医師は間違いなく実績のある医師なので症例写真などを見てこの人にしてほしい!と思ったら少々値段が高くなっても指名すると後悔しないと思います。
このようにクリニック側の様々な理由により料金が異なってくるケースがあります。次に施術の種類によって相場の値段が変わってくるので、施術内容と値段の相場を確認してみましょう。
・三日月法【相場:¥120,000~¥250,000】
三日月法は目頭切開の施術方法で一番簡単と言われています。目頭部分の表面を三日月のような形で切開し縫合する施術です。引っ張られて目頭が拡張される仕組みですが、傷が残りやすく効果もあまりないと言われています。その為値段も一番安い設定になっている事が多いです。
・W法【相場:¥200,000~¥300,000】
W法は文字通りWの形に目頭を切開し皮膚切除をして皮膚を引っ張り目頭を作ります。傷が少し残りやすくダウンタイムも長めの方法です。しかし施術自体の効果はありますのでW法を取り入れているクリニックは多くあります。
・Z法【相場¥220,000~¥300,000】
Z法は皮膚を織り込むことで後戻りせず効果が高い施術です。目頭切開の中で一番高額であることが多いでしょう。W法よりもダウンタイムも短く効果もある為、多くのクリニックでW法と共にZ法も取り入れています。
・リドレープ法【相場¥180,000~¥300,000】
韓国で人気のリドレープ法は傷が目立ちにくく画期的な方法と言われています。
目の下の皮膚を剥離しずらすので後戻りもしにくいです。日本ではまだ主流ではないかもしれませんが、取り入れているクリニックもあります。
まとめ
クリニック側の値段設定の裏側と施術方法を知る事で騙されずに適切な値段を把握する事が出来ます。是非ご参考下さいませ。