目の下からポッコリと脂肪が出ていませんか?それは目の周りを囲んでいる脂肪が重力と共に下に落ちてくることで起こる現象です。
いわゆる“目の下のクマ”と呼ばれるもので、これがあると一気に老けた印象に見えてしまったり、疲れた感じの表情になってしまいます。
そんな目の下のクマを改善してくれる美容整形が〈目の下の脱脂〉です。
目の下の脱脂は文字通り目の下から出ている脂肪を除去します。そうすることで目の下がフラットな状態になり若々しい状態に戻ります。
しかし、調べてみると失敗例や施術して後悔している人も見受けられるので不安になりますよね。
切開を伴うので、施術後は基本的に元には戻せない施術です。
手遅れになる前に。目の下の脱脂で失敗しない為の知識を今回は解説させて頂きます。
知識①目の下とハムラ―法の違いを知ろう
まずは目の下のクマ治療が複数ある事を知っておくと良いかもしれません。
今回お話させて頂いている“目の下の脱脂”は目の裏側の粘膜部分を少し切開して、膨らんでいる部分の目の下の脂肪を除去する施術です。
一方“ハムラ―法”は目のすぐ下の表側を切開し、目の下の脂肪切除と合わせて脂肪を移動させて、目の下部分に脂肪を縫い付けます。皮膚が余っている人に関しては必要に応じて皮膚切除も行える施術となっています。他にも裏ハムラ―法という瞼の裏側から切開し、ハムラ―法のような内部処理をする施術もあります。尚。裏ハムラ―法は粘膜部分からの切開の為皮膚切除が出来ません。
このように目の下のクマ治療はその人の状態に合わせて選択肢があるのです。
知識②施術後はまた老化していく
目の下の脱脂は現在出ている脂肪を除去するのみなので、除去後、また老化と共に脂肪が目の下から出てくる可能性があります。
施術数年後に『元に戻った。失敗ですよね?』と勘違いしてしまう方がいます。しかし施術直後に満足した状態であったなら、戻ったのではなく、また脂肪が出てきたという認識をしないといけません。
施術後数年(もしくは数十年)経過して“元に戻った”と感じたらそれは戻ったのではなくその後の老化だという事を知っておきましょう。
知識③取りすぎ、取らなさすぎは後悔の元
目の下の脱脂は目の下をフラットにすることが大切です。取り過ぎてしまうと今度は目の下が窪んで逆に老けて見えてしまったりします。逆に控えめにしてしまうとフラットになりきらずに気になって再施術をする羽目になるかもしれません。
医師の技術問題でもあるので、医師選びも大切です。
『たくさん取ってください』でも『控えめに取ってください』でもなく、『フラットにしてください』という注文をしましょう。
知識④ヒアルロン酸や脂肪注入の併用はNG
稀にアップセルの狙う為、脂肪をしっかり取ってからその個所にヒアルロン酸(もしくは脂肪注入)をするクリニックがあります。取るだけで解決するものを、なぜ取り過ぎた後に注入するのか理由は分かりませんが、こういったクリニックがお勧めではない事は確かです。
『目の下の脱脂と一緒にヒアルロン酸も入れておきましょう』なんて言うクリニックからは逃げてください。
知識⑤比較的軽度の人が受ける施術である
目の下の脱脂は文字通り、脂肪を取るだけの施術なので比較的目の下のクマが軽度な人が向いています。30代くらいまでか、先天的(若い時から)に目の下に脂肪のクマがある人は目の下の脱脂をすると効果が絶大でしょう。
40代以降の人だと皮膚切除が必要になってくる場合が多いのでハムラ―法も検討しても良いかもしれません。最終判断は医師となりますので、カウンセリングでご自身がどのくらいの状態なのか診てもらいましょう。
知識⑥脂肪を取った時の皮膚の状態を事前確認しよう
知識⑤で少しお話させて頂いた通り、目の下のクマが重度だと目の下の脱脂では綺麗になり切らない可能性が出てきます。目の下の脂肪を取った部分の皮膚が多く余りそうなら要注意です。
皮膚が余ると、脂肪が無くなった時にシワっぽくなってしまいます。
皮膚切除を別ですると費用も高くなってしまいますし、同じ個所の施術は最低でも数か月程度あけないと出来ません。そうならない為にも施術を決める前にご自身の目の下の状態を確認しておきましょう。
知識⑦10万円以下の広告を打ち出しているクリニックには要注意
調べてみると大手クリニックでは10万円以下で目の下の脱脂が出来ると広告しています。これは本当にただの広告で、カウンセリングに行ったら麻酔やオプションを付けられて値段を上げてくるか、意味のない施術をさせられる可能性が高いです。気になったら実際に話を聞きに行くのは良いと思いますが、安い値段に釣られて安易に施術を決断しないように気を付けてください。相場は絶対に10万円以上です。
まとめ
手遅れになる前に事前確認や目の下の脱脂について知識を付ける事が大切でした。
失敗したとならない施術をする為に是非ご参考下さいませ。